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WDAS③ 「ファンタジア」感想ネタバレ

 「ファンタジア」は1つのストーリーがある映画ではなく、例えるなら短編が集まって1つの作品になっているような映画です。

 この映画はクラシック音楽とアニメーションを同時に楽しむことができます。音楽の演奏はフィラデルフィア管弦楽団で、指揮はレオポルド・ストコフスキーさんです。

 そんな「ファンタジア」について今回は紹介します!

 

 

 

 

はじめに

 最近では、朝ドラ「なつぞらで主人公なつがアメリカのディズニーのアニメーションに感銘を受ける場面でこの映画が登場し、実際にNHKで映像が放送されました!もちろんミッキーは出てきませんでしたが!笑

 前回のピノキオ」に続き、今回も子どもの頃に感じたトラウマシーンもあります…

 

 

クラシック音楽

この映画のメインはアニメーションかクラシック音楽かどっちなんでしょうか?

比べられないですが、今は音楽について紹介します!まずは曲リストです!

  1. トッカータとフーガ ニ短調
  2. 組曲くるみ割り人形
  3. 魔法使いの弟子
  4. 春の祭典
  5. 田園交響曲
  6. 時の踊り
  7. 禿山の一夜
  8. アヴェ・マリア

以上8曲がこの映画には使われています。細かく分けると8曲以上使われているんですが(くるみ割り人形とか)、とりあえず8曲ということにしましょう!

 曲名を観てもメロディーが浮かんでこないかも知れないですが、どれも有名なのでメロディーを聞けば一度は聞いたことあるなと思いだせると思います!人によっては替え歌みたいなので覚えている人もいるかもしれませんね!笑

 ちなみに、僕は大学時代は管弦楽団に所属し「ヴィオラ」という楽器を弾いていたんですが「くるみ割り人形」は演奏したことがあります!この曲を聴くとファンタジアを思い出すのと同時に大学時代の思い出も蘇ってくるので、僕にとってかけがえのない曲になっています!

 

 

アニメーション

 先ほど紹介した8曲に対応したアニメーションがそれぞれ全くキャラクターでストーリーを展開します。もちろんどのアニメーションも素敵ですが、今回は「魔法使いの弟子」と「禿山の一夜」に注目したいと思います!

 

魔法使いの弟子

 この曲のアニメーションには、おなじみ「ミッキーマウス」と「イェンシッド」が登場します!「イェンシッド」は「Disney」を逆から読んだキャラクターという話はファンの間では有名な話なんですが、ご存じでしょうか?

 ディズニーランドに「ミッキーのフィルハーマジック」というアトラクションがあるんですが、あれに登場する魔法の帽子がこの物語のキーアイテムです。

www.tokyodisneyresort.jp

このアトラクションでは、ドナルドがミッキーから帽子を借りて騒ぎを起こしてしまうストーリーが展開されますが、映画ではミッキーがイェンシッドから帽子を借りて騒ぎを起こしてしまうというストーリーになっています。

 水を汲みに行くのをめんどくさいと思ったミッキーがイェンシッドが留守の間に、帽子を借りてほうきに魔法をかけて水汲みをやらせます。ミッキーはそのまま眠ってしまうのですがその間にもどんどんほうきは分裂したりして水汲みを続けたので、家が浸水してしまいます。最後はイェンシッドが魔法でなんとかして、ミッキーが怒られておしまいです。

 僕は子どもの頃、このシーンがトラウマでした…笑

水汲みをやめてほしいのに暴走した機械のように動き続けるほうきが怖かったです。音楽もそれに合わせて恐怖感を煽ってくるので余計に心に刻まれてしまいました…。

 

禿山の一夜

 ファンタジアが短編集のように思えますが、ディズニーのヴィランはこの曲のアニメーションで登場します。その名も「チェルナボーグ」。

 今でさえ鬼のような顔と鍛え上げられた肉体が火山から生えているというビジュアルが怖いなと思うのに、子どもの頃に感じた恐怖はそれ以上でしたね。チェルナボーグだけでも怖いのに、幽霊に悪魔に骸骨まで出てきますしね!笑

 そして何より、このヴィランは誰かに倒されるという展開がないのが珍しいなと思います。朝が来る前に静かに眠りにつく演出が今となると渋くてかっこいいと思います!

 

 

おわりに

 今見てもこの映画はディズニー映画の中でも特殊な作品だなと思います。音楽もオリジナルではないし、アニメーションだけど実写のシーンも織り交ぜられてるし、いろんな要素が詰め込まれています。この後の作品の中にも、アニメーション+実写という映画はいくつか出てくるんですけどね!

 ということで、今回は「ファンタジア」の感想ネタバレでした。この映画は120分を超えてくる映画なので一気に見るより少しずつ見るのもいいかもしれません。全体を通してのストーリーもなく区切りもはっきりしているのでこういった楽しみ方もおすすめです!

 

次回はWDAS第4作「ダンボ」についてお話ししたいと思います!

 

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